築50年鉄筋コンクリート造の改装工事
今年に入ってすぐの事、弊社で昔事務員をして頂いていた元社員さんから連絡があり、家を改装してほしいと依頼がありました。
打合せを重ね、要望を聞いていると、今生活されているスペースが不便で動線を変えてほしいとの言われ
特に水廻りの使い勝手が悪そうで、それに加え床などの老朽化がすすみ、生活に影響が出てきたとの事です。
要望を聞き取り現状の図面がないということで、部屋の計測と調査を行いました。
トイレに入るまでに段差があり、ドアも狭くスペースもありません。
長年利用されていて慣れているとの事でしたが、水廻りの動線と、各部屋の大きさの確保を考えました。
もちろんバリアフリーにすることも検討しました
個人的に感じる事なんですが、これくらいの年代に建築された住宅はトイレが設計上重視されていないことが多く、僕たちがプランニングする際に収納などを配置する場所にあることが多く感じます。
生活動線からすごく離れた場所にあったり、すごい段差がある場所に配置されていたりします。
住宅の間取りの考え方が昔と変わっている場所なのかもしれませんね。
1階部分の大掛かりなリノベーションとなりました。
キッチンからトイレ・洗面・玄関廊下・リビングダイニングの間取りの変更を行いました。
鉄筋コンクリートで構造体が作られていて、比較的大きなスパンで設計されていたので、間取り変更も問題なく打合せがすすみ、お客様の希望される工事を行うことができました。
写真はトイレだけですが、入口の段差をなくし、ドアから引き戸に交換しました。
手すりは以前使われていたものを再利用して取り付けています。
床もタイルから掃除のしやすいクッションフロアーに変更しました。
より快適に生活して頂けることを考えてゆっくり話をしながらお客様と一緒につくる家づくりはとても楽しく感じます。